プロセス用オンライン近赤外分析計:2060 The NIR アナライザー
メトローム プロセス アナリティクスの 2060 The NIR アナライザーは、生産現場でも最終製品の検査でも、効率的に近赤外分析法でオンラインによる自動品質管理をおこない、DX(デジタルトランスフォーメーション)を実現します。
主な特長
近赤外分光法(NIR)によるプロセス分析計でプロセスモニタリングが大きく進化しました。2060 The NIR アナライザーのシリーズは、メトローム プロセス アナリティクスの次世代プロセス分光計です。別の場所にも設置可能なヒューマン インターフェイス (HI) と複数の NIR キャビネットを備えた革新的なモジュール設計により、コスト削減の効率を最大化させ生産ラインの自動化とDX(デジタルトランスフォーメーション)化を実現し、最終製品の品質を向上させます。
- 最大 5 つのサンプル取り組み経路 インライン分析用の NIR キャビネットごとに設置可能
- 高いサンプル処理能力による 最先端のプロセス分光計
- 危険区域定格 と 防爆電気区域分類で設置可能
- 柔軟なソフトウェア 簡単なプロセス制御
- 2060 The NIR アナライザー 参考価格:3980万円~(税別、仕様や設置条件により価格は変わります)
利点
高い品質管理を実現
近赤外による分光分析がより簡単になりました!メトロームとメトローム プロセス アナリティクスが 40 年以上にわたる研究と開発により、2060 The NIR アナライザーは、細部に至るまで最新設計が反映されています。
ここがポイント:
- 高い信号対雑音比を確保するための TE ディープ クーリングを備えた高感度 InGaAs アレイ検出器搭載
- 温度スタビライザーを備えたハイスループットスペクトログラフ設計
- 5 つのサンプルチャンネル用に精密に設計されたマルチプレクサ
※マルチプレクサ(multiplexer):外から受けた複数の信号を選択したりまとめたりして1つの信号として出力させる機能
高性能プロセス分析用ソフトウェア
プロセスの改善では、インテリジェントソフトウェアが必要です。
メトローム プロセスアナリテックス の IMPACT ソフトウェアは、事前定義されたプロセスサンプル 分析工程をリアルタイムで表示できる高機能プロセスモニタリングシステムです。プログラムの制御 (分析の開始、ステータスの表示、サイクルの追加など) からさまざまな形式 (チャート、ヒストグラム、表など) での結果の表示まで、さまざまな目的で定義できるカスタマイズ可能な複数の操作画面があります。IMPACT ソフトウェアは、よく知られている業界通信プロトコルを使用して、任意のプラント制御室への結果の転送を管理します。
しかも2060 The NIR アナライザーには、データ分析の取得とケモメトリクスを処理する追加の組み込みソフトウェアが搭載されています。 OMNISソフトウェア. このソフトウェアは、複数の完全に自動化された NIR 分析を同時に実行できるため、複数の NIR キャビネットを 1 つのヒューマン インターフェイスに接続し、複数のサンプリング位置で費用対効果の高い測定を行うことができます。
製品シリーズ
プロセス分析計に関するお問い合わせはメトロームジャパンまで e-mail : metrohm.jp@metrohm.jp
オプションとアップグレード
- サンプルの前処理
- ソフトウェア
サンプリング調整システム
メトローム プロセスアナリティクスは、サンプル前処理工程システムを設計および提供でき、ほとんどの産業分野のサンプルに対応できます。
化学分析に加えて、サンプル調製、前処理、装置の設置場所が、オンラインおよびアットライン分析の成功を左右します。当社は、ほぼすべてのアプリケーションに完全なソリューションを提供できます。分析装置とサンプル前処理を組み合わせたもの、シェルター、配管、配線、インターフェースを備えた完全なターンキー パッケージもあります。これにより、オンサイトでのアナライザーの途切れのないシームレスな起動と統合が可能になります。
- お勧めコラム「近赤外分光法(NIR)の利点」
近赤外について、よく受けるご質問の1つに「近赤外分析計を導入する利点は何か?」というものがあります。このコラムシリーズ(Part1~4)では、近赤外近赤外分析法(NIR)が従来の湿式分析法と比べて優れている点に焦点を当てて、測定原理から近赤外分析計で測定した実例まで紹介しています。