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自動滴定装置によるコスト削減方法

2020/06/02

記事

おそらく、前回のコラム  ”単純な滴定であっても自動化を検討する理由”  をお読みいただき、分析を自動化し、同時に分析結果の精度と再現性を高めることで、退屈で、反復的で、疲れる手作業から解放されるというアイデアを気に入っていただけたことでしょう。

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滴定は、リーズナブルな分析手法として知られており、ガラス製ビュレットやシンプルなスタンドアロンの自動滴定装置でさえ、分光法やクロマトグラフィー法などの他の分析技術と比較して非常に安価です。短い測定時間と既知の化学量論に基づく滴定原理を組み合わせることで、滴定は主要な分析手法として世界中で広く受け入れられています。

とはいえ、ここ数十年でサンプルの数が増加していることから、滴定分析を自動化する価値がますます高まっています。何度も、”安価な” 滴定のために自動化システムを導入することに疑問を持つラボ・マネージャーや購買担当者と議論してきました。特に、滴定装置に自動化を追加すると、滴定装置のインストールと同じかそれ以上の費用がかかることがあります。この懸念は理解できます。しかしながら、そのようなアップグレードのためのコストだけでなく、多くのメリットも考慮してください。

全自動滴定装置を使用することで、さまざまな節約につながることを説明します。

貴重な時間を節約

ラボで無人自動化された分析装置を使用する場合、時間の節約は最大のメリットの 1 つです。