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自動滴定装置:OMNIS タイトレーション
自動滴定装置:OMNIS タイトレーション

自動滴定装置:OMNIS タイトレーション

メトロームのOMNIS(オムニス)自動滴定装置は、異なる滴定を1台で4種類同時に完全自動分析できるほか、分解能が最大10万分の1の電動ビュレットを装備、175検体連続測定可能など、今までにない新次元の自動滴定装置です。

OMNIS(オムニス)はハイエンドの電位差滴定装置で、どんな滴定アプリケーションでも1つのプラットフォームに集約することができます。OMNISは様々なカスタマイズおよび自動測定のオプションをご用意し、効率よく安全に分析が行えるようにしています。モジュラー式の設計により、滴定システムを拡張して、最大5つの同時滴定が可能(完全自動滴定は4種類)になり、お客様のニーズにぴったりと合ったシステムが構築できます。

  • 電位差滴定だけでなく、カールフィッシャー水分測定温度滴定サンプル自動前処理も1台で対応
  • 手動なら5つ、全自動なら4つの滴定が同時に行えるため、スループットが向上
  • メトローム特許の安全な非接触の試薬交換システム3Sテクノロジー
  • 最大分解能1/100,000で、より高い精度を実現
  • 直感的に操作できるOMNISソフトウェアで、信頼性と再現性の高い結果が得られ、測定結果のトレースも可能
  • FDA21 CFR Part 11およびEudraLex, Volume 4, Annex 11に準拠
  • 参考価格:300~1000万円(平均700万円、税別、仕様により価格は変わります。)

日本語カタログは外部サイト(Ipros)よりダウンロードできます。

さらに速く、さらに正確な滴定

OMNISの利点

OMNIS 滴定システムなら、最大4種類の完全自動化された滴定を同時に行えます。同じアプリケーションで、独立型のシステムで行う場合と比較して、OMNISの完全自動滴定なら最大60%時間が節約できます。

OMNISサンプルロボットを利用すれば、最大175のサンプルの自動交換が可能になります。そして、一度分析されたラックは、分析を中断することなく、交換することができます。

OMNIS滴定システムには自動測定のオプションがあり、精度を落とすことなく、サンプル処理能力を向上させられます。

OMNISの自動滴定について、さらに詳しく

さらに高いパフォーマンスとユーザビリティ:OMNISとCubisとの出会い

ザルトリウス社の分析天秤Cubis® IIが OMNISのプラットフォームに完全統合されました。ザルトリウス社のハイエンドのラボ用天秤が統合されたことで、最高水準のパフォーマンスとユーザビリティが実現します。

DOWNLOAD OMNIS meets Cubis, 8.000.5336

OMNISプラットフォーム:滴定、水分、さらに近赤外も1つのプラットフォームで

OMNIS platform: Titration, NIR spectroscopy, and auotmation on the same platform, controlled by a single software.

ラボで近赤外分析をおこなっていますか?さらに自動化が必要ですか?メトロームがお手伝いいたします!

OMNISは、お客様の要望に応じて電位差滴定、カールフィッシャー水分測定、近赤外分析(NIR)を組み合わせることのできるユニバーサルプラットフォームを持っています。すべての測定は同じソフトウェアで制御でき、すべてのデータは同じシステム上に保存されます。

OMNISプラットフォームについて、さらに詳しく

フッ酸測定のような電位差滴定では難しかった測定も温度滴定で解決

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電位差滴定用電極では、滴定が難しいアプリケーションもあります。その場合、サンプル溶液(滴定溶液)の温度変化から終点を検出して測定することが可能な場合があります。

温度滴定は、多検体の品質管理試験を行うのに適した滴定法です。温度滴定では、滴定用の温度センサー一つで全てのアプリケーションに対応できます。センサーのキャリブレーションも必要ありません。OMNISで使用する場合、追加オプションも必要ありません。OMNIS滴定システムをアップグレードするだけで、電位差滴定と同じように温度滴定がおこなえます。

さらなる高性能と使いやすさ:OMNISとCubis 分析天秤の融合

ザルトリウス社のCubis® II が、OMNISプラットフォームと統合しました。このハイエンドのザルトリウス社製分析天秤との統合により、OMNISは一層使いやすさと高性能の基準が上がりました。

Brochure: OMNIS meets Cubis® II (8.000.5336, PDF, 1 MB)

ラボにさらに高い安全性とトレーサビリティを実現

Safety and traceability in the lab

試薬に触れる危険をなくす、OMNISの特許取得済みリキッドアダプター3Sテクノロジーにより、化学薬品の取り扱いが、さらに安全かつ容易になっています:

  • 化学薬品の安全(safe)な取り扱い:アダプターをボトルキャップの上に装着するだけで、ボトルの中身との接触が避けられます。
  • 確実(secure)な情報伝達:ボトルキャップのRFIDチップがボトルの中身に関する情報をすべて提供してくれます。
  • スマート(smart)な接続:試薬に関するデータが自動で滴定システムに伝送されます。

直観的で使いやすいコンセプト

https://s7e5a.scene7.com/is/image/metrohm/OMNIS-status-led-show-status-of-instrument?ts=1638322532585&dpr=off

滴定エラーを最小限に。装置にLEDランプ が付属しており、システムが使用可能な状態か、不具合があるかなど、装置の状態がひと目でわかります。

この直感的なコンセプトはOMNISソフトウェアにも採用されており、ドラッグ&ドロップ機能や予めインストール済みのメソッド、状況に応じたヘルプ機能などに活かされています。

お問い合わせ

自動滴定装置に関するお問い合わせは、メトロームジャパンまでご連絡ください。 e-mail : metrohm.jp@metrohm.jp

まだピペットで滴定をおこなっていますか?

ホワイトペーパーをダウンロード

このホワイトペーパー(手動滴定から自動滴定への移行のすすめ - 日本語訳版)では、既存の手動滴定手順を半自動または自動滴定手順に変換するためのステップについて概要を述べます。適切な電極と滴定モードの選択などのトピックを取り上げます。わかりやすくするために、3つの例で説明します。

滴定アプリケーション検索

Find applications for Titration

自動滴定装置のよくある質問 FAQs

電位差滴定とは何ですか?

電位差滴定は、サンプルを含む溶液と基準電位との間の電位差 (mV) を測定して、滴定の当量点と終点を測定します。

電量法 / 容量法カールフィッシャー水分計をお探しですか?OMNIS KF(容量法) または カールフィッシャー水分計(電量法)をご覧ください。

電位差滴定でおこなえる滴定の種類にはどのようなものがありますか?

電位差滴定は、酸塩基滴定、酸化還元滴定、錯滴定(キレート滴定)、沈殿滴定、非水滴定、銀滴定、pH滴定、イオン選択性電極を使用した滴定など、あらゆる種類の滴定がおこなえます。

Blog: Ion-selective electrodes: General tips

Blog: Avoiding the most common mistakes in pH measurement

Blog: Non-aqueous acid-base titrations – Common mistakes and how to avoid them

Learn more about the various titration types

Download your copy here

The free monograph "Practical titration" covers the theory of titration explaining titration reactions, indication methods, electrodes, and titrants. In the practical part, acid-base, precipitation, redox, complexometric, and chelometric titrations are discussed.

Learn more about non-acqueous titrations

Download your copy here

The free monograph "Non-aqueous titration of acids and bases with potentiometric endpoint indication" goes through the process of acid and base titrations.

電位差自動滴定装置で測定するのに必要なものは何ですか?

電位差自動滴定装置には、参照電極と指示電極、または 1 つの電極に参照電極と指示電極の両方がついている複合電極が必要となります。 電位差自動滴定装置にはスターラーと電動ビュレットも必要です。

メトロームでは、用途に応じて、さまざまな電極が用意されています。電極検索ファインダーでご希望の電極を検索できます。

Flyer: Electrodes for titrations – Which electrode for which application? (8.109.6005, PDF, 196 KB)

Blog: Best practice for electrodes in titration

電極検索ファインダー

自動滴定装置とは何ですか?

自動滴定装置は、終点や当量点を自動で求めることができ、結果計算、サンプル前処理、連続測定を含むすべての滴定工程を自動でおこなえます。メトロームの自動滴定装置では、次の手順で測定します:

  1. 滴定液で、精密電動ビュレットで正確な量を滴下します。
  2. サンプルはスターラーで均質化されます。
  3. 電極で滴定の終点を自動的に検出します。色の変化といった主観による判断を除くことができます。
  4. 結果が自動計算されて表示されます。人為ミスを防ぐことができます。

自動滴定と手動滴定を比較した解説を掲載しています:

コラム:自動滴定装置によるコスト削減方法

コラム:どうやって滴定誤差を取り除くか?

自動滴定の利点は何ですか?

自動滴定は、実験室に多くのメリットをもたらします。手動滴定はエラーの発生しやすい作業として知られており、同じ器具を使用した場合でも、結果は作業者のスキルレベルに依存する可能性があります。

自動滴定により、以下のことが可能となります:

  • 時間の節約: 作業の自動化は数時間、場合によっては数日間無人で実行できるため、他の仕事により多くの時間を割くことができます。
  • コストの節約: 自動化システムの改善された処理手順により、必要な消耗品の量が削減されます。
  • 効率化: 自動化によりサンプル処理能力が大幅に向上します。
  • 結果の信頼性の向上:自動化により高精度の結果が得られ、測定の精度と再現性が向上します。
  • 安全性の向上:人的作業を伴わない自動化により、有害物質や試薬と直接触れる機会をを最小限に抑えます。

詳細はコラムとオンデマンドウェビナーでも御覧いただけます:

Blog: Save money by using automated titration systems

Blog: How to transfer manual titration to autotitration

Webinar: Improve titration reproducibility and efficiency with automation