溶離液自動生成::より迅速、より安全、より信頼性の高い測定
溶離液の手動調製は時間がかかり、特に腐食性物質を取り扱う場合、安全上のリスクをもたらし、人為的ミスが起こる可能性があります。自動化は、これらの課題に効果的に対処します。
溶離液の自動生成は、安定した保持時間、汚染のない安全な作業、および信頼性のある測定結果を保証します。24時間/7週 分析のための試薬調製はほとんど必要なく、分析に集中することができ、時間および費用を節約します。
メトロームイオンクロマトグラフィ機器は、堅牢で信頼性があることが知られています。完全に自動化された溶離液生成のためのモジュールを用いてシステムを拡張することによって、実験室の効率および安全性を高めることができます。以下の炭酸系や硝酸または水酸化物等の溶離液を自動生成のために設計された溶離液自動生成装置についてさらに説明します。 水酸化物等の溶離液 や 炭酸系や硝酸系の溶離液を自動生成のために設計された溶離液自動生成装置についてさらに紹介いたします。
948 イオンクロマトグラフィモジュール – 水酸化物溶離液の生成
948 Continuous IC Moduleは、水の電気分解に基づく高純度水酸化物溶離液の完全自動生成を可能にします。このモジュールは、メソッド開発またはルーチン分析に理想的なシステムです。
水酸化物溶離液は、主要なアニオンの定量のためのアイソクラティック法から、オキシハロゲン化物や有機酸類を測定するための便利なグラジェント法まで、種々の用途で使用されます。質量分析(MS)とイオンクロマトグラフィを組み合わせたシステムでのハロ酢酸の解析など、より複雑な用途も実現可能であり、高感度、正確さ、使いやすさを得ることができます。
さらに詳しい情報:
水酸化物溶離液 自動生成
948連続ICモジュールの利点
- 高純度溶離液生成
- アイソクラティックまたは簡易なグラジエント分析
- 非常に低いベースライン、顕著な直線性およびS/N比
- 低ランニングコスト:溶離液を自由に選択できて、溶離液再生カートリッジAを複数使用
- すべてのメトロームICにアップグレードが可能
941 溶離液生成モジュール – 炭酸系および硝酸系溶離液の生成
941 溶離液生成モジュールは、940 Professional IC Vario、930 Compact IC Flexシリーズ、および他のインテリジェントメトロームIC装置の既存のイオンクロマトグラフィーセットアップと接続が可能で、溶離液の自動生成によってイオンクロマトグラフィ分析をより正確かつ効率的にします。このモジュールは、濃縮液および超純水からソフトウェア制御にて溶離液を自動生成することによって、手動での希釈工程をなくします。濃縮液は、Sigma-Aldrich(メルク)から購入するか、または分析のために必要に応じて組成物中で個々に生成することができます。
941溶離液生成モジュールは、4つまでの異なる溶離液の生成を可能にすることによって高い柔軟性を提供し、広範囲のアニオンおよびカチオン分析に適しています。様々な液体容器のモニタリングは、ソフトウェアにより行われ、中断のない動作および一貫した性能をもつため、適切な分析を行う事ができます。機器メンテナンスを最小限に抑え、安定した汚染のない作業を継続的に行うことで、メトロームイオンクロマトグラフをさらに費用対効果の高い機器システムにすることができます。
さらに詳しい情報:
Application note: Metrohm IC Driver for OpenLab CDS
Application note: Metrohm IC Driver for OpenLab CDS: Iodide measurement with amperometric detection
Application note: Monitoring PFASs in water sources
Application note: Halogens and sulfur in solid samples according to EN 17813
Application note: Anions and cations in beer
Application note: Trace monitoring in distilled water using ion chromatography
More information about concentrates from Merck
炭酸系または硝酸系溶離液の自動生成
941溶出液製造モジュールの利点
- 最大4つの溶離液を同時に生成
- 溶離液を自由に選択
- 低ランニングコスト
- 手動での溶離液調製が必要がなし
- すべてのメトロームICにアップグレード可能