AN-CIC-029
燃焼イオンクロマトグラフィによる原油に含まれる有機ハロゲン化合物の測定
概要
原油には通常、有機ハロゲン化合物は含まれません。こういったものは生産現場、パイプライン、あるいは貯蔵タンクなどで確認されます。これらの成分は、腐食や触媒被毒を引き起こす改質法および水素化精製法にてHF、HCl、およびその他の酸を生成します。ハロゲン化合物の種分化は、汚染源を追跡するために測定する重要なパラメータです。現在の仕様では、原油中に含まれる有機塩素が 2 mg/kg 未満であることが望まれています。原油中の硫黄は、その場で直ちに定量化することができます。このアプリケーションにおける特有の要求のため、燃焼法イオンクロマトグラフィシステムを使用して、ハロゲンのみが測定されます。