AN-T-190
電位差滴定による油に含まれるカルボニル化合物の測定
概要
カルボニル化合物は、バイオオイル、燃料、溶媒、香料、鉱油などの多くの製品に含まれています。カルボニル化合物はしばしば酸化しやすく、そのため、その含有量は貯蔵やプロセス工程中の安定性に影響を与えます。特に熱分解バイオオイルにおいては、安定性の問題は保管、ハンドリング、アップグレード中において、モニタリングを必要とします。
油はイソプロパノールに溶解されます。50°Cでヒドロキシルアミン塩酸塩との反応後、dSolvotrode電極と滴定液に四ネオンブチルアンモニウム水酸化物を使用して、電位差自動滴定装置により迅速かつ正確な測定がおこなえます。