AN-T-093
使用済みエンジンオイルの全塩基価 - 自動滴定装置で光度滴定による完全自動測定
概要
塩基性添加剤は、石油製品の腐食を抑制するために添加されます。これらは、劣化プロセスによって生成される酸性化合物に対して中和作用を持ちます。全塩基数(TBN)は、存在する塩基性添加剤の量を示しているため、石油製品の劣化を測定する指標となります。
光度センサーを使用した自動滴定システムで終点を検出することにより、滴定が常に同じ条件下で実施されることが保証されます。これにより、結果の精度と信頼性が向上します。
この技術資料では、使用済みエンジンオイル中のTBNを測定するために、メトローム・オプトロード電極を使用した完全自動化された光度測定を紹介しています(メチルオレンジのエンドポイントを520 nmに設定)。